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経歴~「起業工学」の背景~

1.松下電子工業株式会社における職歴

①半導体分野における新規技術の開発と事業化

バブル崩壊後の再生の先導役を果たした松下電器のデジタル家電の核となる半導体デバイスの研究から事業化までを前任者に続く責任者として担当。 CD/DVD/光通信用半導体レーザー、携帯電話用GaAsIC,デジタル・カメラ用CCD, ICカード用不揮発性メモリーなど、それぞれ年販売高500億円をこえる規模の事業となった。

プロジェクト担当グループによる受賞

  • HDTV用CCDの開発; エミー賞(1992)
  • デジタル携帯電話用GaAsICの開発;日本経済新聞賞(19944)
  • マイクロ波用強誘電体I集積ICの開発;大河内賞(1996)
  • 光デイスク用ホログラムレーザ集積デバイスの開発;大河内賞(1997)

②デイスプレイ・照明分野における新技術の開発と事業化

ブラウン管(CRT)にかわる新しい平面デスプレイとしてプラズデイスプレイの研究・開発・実用化を推進し、世界におけるリーダーとしてその事業化を担当した。 NHKとの共同開発、米国、プラズマコ社の買収等の戦略的な取り組みを推進した。プラズマテレビとして年販売高数千億円の事業となった。しかし、 後年、この事業の赤字が巨大化し松下電器の経営全体を揺るがすに至った。この反省が「起業工学」という新しい概念を生み出す一因ともなった。 新しい照明技術として、計測の標準化、無電極放電灯、環境対応水銀レス蛍光ランプ、 GaN白色蛍光ランプ、などの開発および新規事業創出を前任者に続く責任者として担当した。

プロジェクト担当グループによる受賞

  • ハイビジョンフルカラープラズマデイスプレイの開発:放送文化基金財団賞(1998)
  • 計測システムの標準化;通産大臣賞(1993)
  • CRT高解像度化技術の開発;SID学会特別業績賞(1994)
  • 平面CRTの開発:SID学会賞(1997)

③日米補完協業という概念の提唱と実践

R&Dの効率化という経営の視点から日米補完協業という新しい概念を提唱し実践してきた。 米国のソフト力と日本のハード力及び経営力を補完的に組み合わせ,相互繁栄をもたらす協業という理念を総責任者として推進した。

  • *1995-1998 化合物半導体研究開発(スタンフォード大学)
  • *1985-1988 高出力半導体レーザーの開発(TRW社)
  • *1995-1998 画像圧縮技術研究(スタンフォード大学)
  • *1993-1998 プラズマディスプレイ技術開発(デユポン社)
  • *1989-1998 強誘電体材料技術開発(コロラド大学、シンメトリックス社)
  • *1990-1998 不揮発性メモリ・マイクロプロセサー(モトローラ社)

2. 高知工科大学大学院における職歴

①社会人教育・博士後期課程における博士論文主査

発表年 発表月 タイトル 著者
H.13 9

ハイテクベンチャーの役割と創出ー米欧との対比に見る日本型モデルの仮説ー

前田昇
H.13 9

Development of New Software for Communicative Skills in Foreign Language Learning Based on Recognition Technology

Du Guirong
H.14 3

TFTを用いたカラー液晶表示デバイスの開発とその事業化

両角伸治
H.14 3

半導体薄膜形成のためのリモートプラズマ装置の研究開発及びそれに基づく起業実践

森田達夫
H.14 3

エコデザインをベースとした新しい社会基盤整備の実現

永野正展
H.14 3

スパッタリングターゲット材の研究開発と事業化

平木明敏
H.16 9

起業からIPOまでのコア・コンピタンス―エンベッデッドソフトウエア事業の構築と戦略―

崎詰素之
H.16 9

バイオ産業創出における事業形態に関する研究

松井正宏
H.17 9

デイスラプテイブ・イノベーション技術による起業評価モデルの考察

当金一郎
H.17 9

Inventor, Innovator, Entrepreneur and Corporate President

Larry D. McMillan
H.18 3

パラダイム転換期の日本に於ける地域産業・経済自立化に関する研究

武藤信義
H.18 3

個の情報管理による企業評価モデル

中川喜博
H.18 3

化合物半導体事業のイノベーション過程に関する考察

松野年伸
H.18 9

企業価値評価に関する研究―新たな経営ツールの提案による理念経営の可視化と展開

岡田毅史

②高知工科大学総合研究所の活動

高知工科大学総合研究所は、産官学に存在する各種のプロジェクトの 発掘、企画、推進を図るため、広く国内外の大学、企業、研究機関等との 連携を行うことを目的として、平成11年度に開設され、主に東京に活動の 拠点を置き、 その活動の中心として「国際アフィリエイト・プログラム」を発足し、 “実践”を理念とした新しい研究企画および起業拠点として推進してきました。

活動の概要についてはコチラからご覧下さい。

3.一般講演(国内外主なもの)

講演年 講演月 内容
H.4 3 「ISIF基調講演」 ”Consumer Application of Integrated Ferro Electrics; Complementary Collaboration Between US and Japan”, Keynote Speech, 5th International Symposium on Integrated Ferro Electrics 1992,  Gota Kano
H.8 11 米国・スタンフォード大学」Seminar at US-Japan technology Management Center, Stanford University, “Resources for Complementary Collaboration between US and Japan–IP-Related Features of a Japanese Company “Gota Kano
H.9  – H.10 「大阪大学特別講義」 「京都大学ベンチャーラボ特別セミナー」、「経済同友会・国際経済セミナー」 等 ”新規事業創造に向けて” 加納剛太
H.11 11 「米国・ペンシルベニア大学」, Special Lecture at Wharton School, Pennsylvania University, “Radical Innovation of the Key Technology in View of Competitive Advantage” Gota Kano
H.11 12 「米国・コロンビア大学」, Special Lecture at MBA Course, Colombia University, “Patterns of Innovation and Competitive Advantages in the Semiconductor and Display Industries”. Gota Kano
H.13 12 「日本工学教育研究会」, ”日本の工学教育について考える” 加納剛太
H.14 11 「台湾経済同友会招待講演」 ”Role of Entrepreneur Engineering in Japan”Gota Kano
H.16 4 「米国・コロラド大学コロラドスプリングス校」, Special Lecture ”What is Entrepreneur Engineering ?”Gota Kano
H.16 10 「ヨーロッパ・JETRO」 Invited  ”Necessity and Role of Entrepreneur Engineering in Japan” Gota Kano
H.16 5 「電子情報通信学会特別講演」 ”起業工学の考え方:産学連携によるベンチャー創出の事例”、信学技報cs2004-16,pp9-79 加納剛太
H.17 12 「中国・ハルビン工業大学」[基調講演]  “What is Entrepreneur Engineering ?” International Seminar on Entrepreneur Engineering, Oct.2004, Shenzhen Graduate School, Harbin Institute of Technology. Gota Kano,
H.17 12 「特別招待講演」 “起業工学ー技術者教育の新しい概念”、電子情報通信学会 ICD2005年12月、 富澤治、加納剛太

4.社会活動

活動年 内容
H.4
-
H.15
NEDO技術委員(経済産業省新エネルギー・産業技術総合開発機構)、日経BP社、オーム社関連委員会委員等
H.4
-
H.15
日本電子通信情報学会、日本応用物理学会、米国電気電子学会、等に関連する国際会議、シンポジューム、論文査読委員、運営委員、評議委員、等、 日本映像情報メデイア学会にアントレプレナー研究会を共同設立・委員長

5.起業実践

活動年 内容
H.11
-
H.16
  1. 「クリスタージュ株式会社」(小型液晶モジュール設計・販売)高知工科大学大学院起業家コース博士課程の学生が起業
  2. 「ネックスカードシステムズジャパン株式会社」(不揮発性メモリカード応用システムの設計販売) 博士課程の学生とともに起業、高知工科大学が特許権を現物出資、米国シンメトリックス社が特許権を現物出資
  3. 他、同起業家コース博士課程学生とともに個人出資起業したベンチャー3社